先週末の土曜日は、子どもたちと近くのお店までおやつを買いに行きました。
出発する前に、いくつかのお約束をします。
『おやつはひとつです』『先生と必ず手をつなぎます』
お買いものという、社会的自立を目的としての行動により、子どもたちはお家の外である様々な公衆の場において、ルールを守ることや自分で選ぶことを学びます。
お店では、スタッフと手をつなぎお約束を守って行動していました。
それぞれに欲しいお菓子をひとつ選ぶなか、2つカゴに入れる子もいましたが、
『おやつはひとつだよ』と促したところ、どちらが欲しいのか自分で見比べながら考えて選びました。
お教室に帰り、待ちに待ったおやつの時間です。
自分で選んだおやつを食べるとあって、みんなニコニコです。
おやつの時間にも、様々な学びがあります。
『いただきます』や『ごちそうさま』と、食事をする時のマナー。
そして何より、みんなで一緒に食べることで培われるコミュニケーション。
スタッフは、食べる様子から子どもたちそれぞれの噛む力や所作などを見守ります。
おやつは個別包装になっているのですが、手先を動かすイメージが掴みにくく袋を開けられない子は『先生、開けて』とスタッフに声をかけてくれます。自分で開けようとがんばっている子には、スタッフも最初から声をかけず見守り、時にはサポートしています。
おやつの時間の繰り返しから、手先の感覚を上手に使い、袋を開けられるようになったり、いろいろな種類のお菓子(食べもの)を、視覚や触感など認識していきます。
最近は、並べたおやつを運ぶお手伝いをしてくれる子どもたちの姿があります。一緒にいるお友だちのところへ運び、一緒に食べることを意識したり、お手伝いという行動から、より自分で出来ることが増え、自信につながります。
お買いものからお教室への帰り道。
つなぐ手を強くにぎりしめ、嬉しそうな笑顔をみせてくれました。
また一緒にお買いものに行こうね♪